戸籍謄本が急に必要になって、どこで取ればいいのか分からず立ち止まる人は多いです。本籍地と今の住所が違うと、札幌市で取れるのかも気になります。まず何を確かめればいいのか、順番に整理していきます。
地域情報メディア『幌ログ』のエリア担当ライター、シンノスケです。わたしも区役所へ行く前に本籍を確認し忘れて、出直したことがあります。
この記事では、戸籍謄本と抄本の違いから、札幌市での取得場所、本籍地が市外の場合の動き方まで、請求前に見ておきたい順に紹介します。
戸籍謄本と戸籍抄本は何が違うか
戸籍謄本は正式には戸籍全部事項証明といい、その戸籍に載っている人全員の内容を写したものです。出生や婚姻、親族関係などがまとめて記録されています。
戸籍抄本は戸籍個人事項証明と呼ばれ、戸籍の中の一部の人だけを取り出した証明です。提出先が「本人の分だけでよい」と言っている場合に使う形です。
札幌市ではどちらも窓口で450円、コンビニ交付なら250円で取得できます(2025年9月1日以降の料金)。料金は変わることがあるので、請求前に公式サイトを確認しておくと安心です。
提出先が求める証明の範囲を確認する
見落としやすいのが、謄本と抄本のどちらを出すべきか、提出先ごとに違う点です。相続の手続きなら謄本、本人確認だけなら抄本で足りる場合もあります。
窓口で聞かれて初めて範囲が分かることもあります。二度足になった経験があるので、先に提出先へ電話で確認するようにしています。

提出先への確認が一本で済むと、当日の動きが楽になります
本籍地を先に確かめておく理由
戸籍の証明書は、原則として本籍地のある市区町村でしか発行できません。住所と本籍地が同じとは限らないので、まず本籍地を確認する必要があります。
本籍地が分からないときは、本籍と筆頭者名が載った住民票を取ると確認できます。家族に聞いても曖昧なことは意外とあるんですよね。
札幌市で戸籍証明が取れる場所
本籍が札幌市内にある場合、次のような場所で戸籍全部事項証明や個人事項証明を請求できます。窓口によって受け取りまでの時間が変わることがあります。
- 各区役所の戸籍住民課
- 大通証明サービスコーナー
- 篠路出張所、定山渓出張所
- 各まちづくりセンター
大通証明サービスコーナーは地下鉄大通駅の構内にあり、土日も開いているのが助かります。仕事帰りに寄りやすいのは、この点だと感じています。
まちづくりセンターの一部では、申し込んだ翌開所日以降の受け取りになる場合があります。急ぎなら区役所か大通の窓口が確実です。
マイナンバーカードでの取得方法
マイナンバーカードを持っている人は、コンビニのマルチコピー機でも戸籍謄本や抄本を取得できます。窓口より100円安く、250円で取れる点は覚えておきたいところです。
ただし本籍が札幌市にあることが前提で、対応時間や利用できる店舗にも条件があります。使う前に一度、条件を確認しておくと迷いません。
本籍地が札幌市外の場合の動き方
本籍地が札幌市外にある人は、原則としてその本籍地の市区町村でしか戸籍証明を取れません。札幌市の窓口で直接発行してもらうことはできないという前提があります。
ここで役に立つのが、令和6年3月1日から始まった広域交付という仕組みです。次の章で対象範囲を見ていきます。
広域交付を使えるかどうかの条件
広域交付とは、本籍地が違う市区町村でも、最寄りの区役所などの窓口で戸籍証明を請求できる制度です。札幌市の窓口でも他市区町村の本籍地分を取得できます。
ただし請求できるのは本人、配偶者、直系尊属、直系卑属に限られ、代理人による請求はできません。委任状があっても対象外という点は、雑に決めたくないところです。
- 対象になる証明書
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戸籍全部事項証明、除籍全部事項証明、改製原戸籍が対象です。
- 対象にならないケース
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コンピュータ化されていない古い戸籍は対象外です。
- 請求できる人
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本人、配偶者、直系尊属、直系卑属に限られます。
古い戸籍が必要な相続の場面では、広域交付だけで揃わないことがあります。その場合は本籍地への郵送請求も併せて考えることになります。
窓口に行けないときの郵送請求
平日に窓口へ行く時間が取れない人には、郵送での請求という方法もあります。札幌市に本籍がある人が対象で、広域交付のように他市区町村分を郵送で頼むことはできません。
申請書と必要書類を札幌市証明郵送センターへ送ると、到着後おおむね10日程度で発送される流れです。急いでいる場合は、窓口のほうが早いこともあります。
請求のときに用意しておくもの
戸籍証明を請求するときは、まず本籍と筆頭者氏名を請求書に書く必要があります。曖昧なまま窓口に行くと、その場で確認作業が増えてしまいます。
住民票などで本籍地と筆頭者氏名を先に確かめます。
運転免許証やマイナンバーカードなど写真付きのものを用意します。
窓口用または郵送用の請求書に必要事項を書きます。
代理人が請求する場合は委任状も必要になります。第三者請求では請求理由の記載や資料の提出を求められることもあるので、事前に区役所へ確認しておくと当日焦らずに済みます。
請求時によくある失敗と注意点
よく迷うのが、本籍地の勘違いです。以前住んでいた場所や住所と本籍地を混同して、違う窓口へ行ってしまう人も見かけます。
もう一つ注意したいのが、届出直後の反映タイミングです。婚姻や転籍などの届け出をした直後は、証明書に最新の内容が反映されるまで一週間から二週間ほどかかる場合があります。
お急ぎの場合は、届出をした窓口へ先に反映状況を確認しておくと安心です。当日窓口で慌てないためにも、この一手間は惜しまないようにしています。
戸籍謄本で迷ったときの動き方
戸籍謄本が必要だと分かった時点で、まず本籍地を確認し、次に提出先が求める証明の範囲を電話で聞く。この順番なら、窓口でもう一度出直す事態を避けやすいと感じています。
今日か明日、時間が少し取れたら、本籍地と筆頭者名をメモに書いておくだけでも十分です。それだけで、次に動くときの迷いがひとつ減ると思います。
帰り道に大通のコーナーへ寄れる人も、郵送で済ませたい人も、自分の生活に無理がない方法を選んでみてくださいね。













