「定額給付金」という言葉は見かけたけれど、それが今の自分に関係ある話なのかどうか、すぐには判断がつかない。そういう状態のまま検索しているとすれば、それは当然のことだと思います。制度の名前は時期によって変わり、国が動かすものと市が動かすものが混在しているので、情報が重なって見えてしまうのはしかたないことです。
地域情報メディア「幌ログ」でエリア担当をしているシンノスケです。北区・東区を中心に取材していますが、給付金の話は家まわりのことと直結するので、制度の確認をする順番は少し整理しておきたいと思っています。まず制度の名前より「自分が対象かどうか」を先に見る、というのが自分のやり方です。
この記事では、札幌市で給付金を調べるときに迷いやすい点を中心に整理します。対象の確認の仕方、申請が要るケースと待つケース、詐欺を見分ける視点、相談先の探し方まで、順を追って書いていきます。
「定額給付金」が指す制度は時期で変わる
「定額給付金」という言葉は、特定の一つの制度を指しているわけではありません。2020年の特別定額給付金(一律10万円)のイメージが強いせいか、検索するとその時期の情報も混じって出てきます。
今の札幌市で動いている制度の正式名称は「令和7年度札幌市物価高対策臨時給付金」です。過去に実施された住民税非課税世帯向けの給付金や定額減税補足給付金とは、内容も対象も異なります。
札幌市の給付金は公式ページを起点にする
迷いやすいのが、まとめサイトやSNSの情報を先に見てしまうことです。情報が古いままのページも多く、終了した制度の案内が上位に出てくることもあります。
札幌市の給付金情報は、市公式サイト内「低所得世帯等に対する給付金について」のページが一番確実です。制度の最新状況、対象、申請方法が一か所にまとまっています。まずここを起点にすることをすすめます。
令和7年度の給付金の対象と支給額
令和7年度札幌市物価高対策臨時給付金の対象は、令和8年1月1日時点で札幌市に住民登録がある方です。市民全員が対象となる、いわゆる「一律給付」の形です。
- 市民全員への支給
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1人あたり5,000円(令和8年1月1日時点の住民登録者)
- 住民税非課税世帯への加算
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1世帯あたり10,000円を追加支給(令和7年度住民税が非課税または全額免除の世帯)
非課税世帯かどうかは、自分の住んでいる区を担当する市税事務所の市民税係に確認できます。課税状況は年度によって変わることがあるので、心当たりがある場合は確認してみる価値があります。
国の制度と市の制度、どう見分けるか
給付金に関する情報を調べると、「国が決めた」制度と「市が独自に動かしている」制度が混在して見えることがあります。国の方針に基づきつつ、実際の支給は自治体が窓口になるケースが多く、これが混乱の原因になりがちです。
支給元が誰かより、自分の住む市の公式ページに何が書いてあるかを先に見るのが、迷いを減らす一番の近道です。国の制度であっても、実際に申請するのは市の窓口か市が案内する方法になります。
申請が要るケースと通知を待つケース
令和7年度の給付金は、マイナポータルに公金受取口座を登録している方や、過去の給付金で口座振込を受けた方は「支給のお知らせ」が送られ、申請なしで振り込まれます。
それ以外の方には、確認書または申請書が自宅に郵送されます。申請期限は令和8年7月31日(当日消印有効)です。書類が届いたら、記入して返送するか、電子申請を使うかのどちらかで対応が必要です。
書類がなかなか届かない、という状態になったら早めにコールセンターに確認するほうが安心です。期限を過ぎてからでは対応できなくなります。
振込先や書類の記入で迷ったときは
確認書には、振込先の口座を記入する欄があります。記入を誤ると振込が遅れる場合があるので、口座番号・支店名・名義を手元で確認してから書き始めるほうが無難です。
電子申請を選ぶ場合は、確認書に印刷されたQRコードからアクセスする方法があります。電子申請の入力が不安なら、紙の確認書で郵送対応するほうが確実です。自分に合った方法を選べばよく、どちらが正しいということはありません。
過去の給付金情報と今の情報を見分けるコツ
検索で上位に出てくる記事が、終了した制度の案内である場合はよくあります。ページを開いたとき、まず「更新日」と「申請期間」を確認するだけで、情報が現在のものかどうかが分かります。
わたしが実際に見ていて気になったのは、古い制度名のまま「今も受け取れる」という印象を与えているページが残っていることです。制度名が分からないときは、公式ページの「現在実施中の給付金」欄だけを見るのが確実です。
詐欺や不審な連絡を見分けるための視点
給付金が話題になる時期は、それに便乗した詐欺的な連絡が増えます。市や国の機関を名乗って、ATMの操作を求めたり、口座番号や暗証番号を聞き出そうとするケースが報告されています。

市や国から、ATM操作や口座番号を電話で聞くことはありません
メールやSMSで届いたURLを安易にクリックしないことも大事です。URLの末尾に見慣れない文字列がある、日本語が不自然、といった点に気づいたら、そのまま市の公式サイトを検索して正規のURLを確認するほうが安全です。
札幌市の相談窓口をどう探すか
令和7年度給付金については、札幌市給付金相談コールセンター(050-3352-2002)が設置されています。平日9時00分から18時00分まで受付で、4月1日から5月31日は土日祝も対応しています。
電話が混み合いやすいのは9時台です。10時以降のほうがつながりやすいことがあります。書類の未着確認、申請状況の確認、申請方法の相談が対応範囲です。
給付金でよくある勘違いと確認の順番
「申請しなくても自動的に振り込まれる」と思い込んで、書類が届いたのに放置してしまうケースがあります。自動振込になるかどうかは、過去の口座登録状況によって変わります。
- 書類が届いたら、まず中身を確認する
- 「支給のお知らせ」か「確認書・申請書」かで対応が違う
- 申請が必要な場合は期限(令和8年7月31日)を忘れない
- 届かない場合はコールセンターに早めに問い合わせる
「自分は対象かな」と思ったまま後回しにすることが、いちばん損になりやすいパターンです。まず市の公式ページを一度開いて、今どの制度が動いているかを確認するところから始められます。
制度を確認してから動くための手順
制度の詳細が決まり次第、市の公式ページに情報が追加されます。一度確認しただけで安心せず、自分に書類が届くまでの間に、もう一度公式ページを見ておくと変更にも気づきやすいです。
札幌市公式サイトで「給付金」と検索し、「低所得世帯等に対する給付金について」のページを開きます。
「今後実施する給付金」と「過去の給付金」の区分を見て、今動いている制度の名前と対象を確認します。
対象要件(住民登録の有無、住民税の課税状況など)を確認し、不明な点はコールセンターに問い合わせます。
「支給のお知らせ」なら振込待ち、「確認書・申請書」なら記入して期限内に返送か電子申請を行います。
今日から動けるなら、まずここだけ
給付金の話は、タイミングを逃すと後から取り戻しにくいものです。今日すぐにできることがあるとすれば、札幌市の公式ページを一度開いて、今どの制度が動いているかを確認することだけです。
書類が届いていたのに気づいていなかった、という話は身近でも聞きます。わたし自身も、家に戻ってからようやく書類を見る、という流れになりがちで、開封が後回しになることがあります。封筒を見かけたときに、その場でひとまず開けてみるだけでも違うと感じています。
制度の確認先は、札幌市の公式ページとコールセンター(050-3352-2002)の二か所が基本です。不安なことがあれば、電話一本で済む話も多いので、気になったときに連絡してみてくださいね。











