【札幌市】墓じまいに補助金はある?改葬手続きと費用の分け方

親族の集まりで「そろそろお墓のことを考えないと」という話が出ると、まず気になるのが費用のことではないでしょうか。

地域情報メディア『幌ログ』でエリア担当ライターをしているシンノスケです。札幌市東区に住みながら、こうした行政まわりの話を自分なりに一つずつ確認しています。

この記事では、札幌市で墓じまいの補助金があるかどうか、改葬の手続きで何を先に見るか、費用の切り分け方を順番に整理していきます。

目次

墓じまいと改葬は同じではない

まず押さえておきたいのは、「墓じまい」と「改葬」が指す範囲が少し違うという点です。改葬とは、納めてある遺骨を別の場所へ移すための行政手続きを指します。

一方で墓じまいは、遺骨を移したあとに墓石を撤去し、墓所を更地に戻すところまでを含んだ言い方として使われることが多いです。手続きの話と工事の話が、同じ言葉の中に混ざっているんですよね。

札幌市で最初に見たい制度情報

先に結論を言うと、2026年6月時点で札幌市および北海道が墓じまい専用の補助金や助成制度を設けているという公式情報は見当たりません。

この点は変わる可能性もゼロではないため、動き出す前に札幌市の窓口へ直接確認しておくと安心です。補助金の有無は必ず公式情報で確認することを、まず前提として持っておいてください。

補助金と費用の切り分け方

見落としやすいのが、行政手続きにかかる費用と、墓石の撤去や新しい納骨先にかかる費用を、頭の中で一緒くたにしてしまうことです。

改葬許可申請にかかる費用

自治体への申請そのものは、証明書の発行手数料程度で済むことが一般的です。

墓石の撤去や工事にかかる費用

これは民間の石材店や施工業者との契約になる費用です。

行政手続きの部分は比較的軽い負担で済むことが多い一方、撤去や新しい供養先の費用は個々の条件で幅が出ます。ここは相場を決めつけず、業者から見積もりを取って確認する形が現実的だと感じています。

墓所の場所で確認先が変わる

よく迷うのが、どこに問い合わせればいいのか分からないという点です。実はこれ、お墓がどこにあるかで確認先が変わります。

札幌市の市営霊園に墓所がある場合は、施設管理課墓園管理係が窓口になります[web:15]。里塚霊園や平岸霊園、手稲平和霊園などが該当します。

寺院墓地や民間霊園に墓所がある場合は、その運営元への確認が先になります。墓所の所在地と申請者の住所地が異なるケースもあるため、その点も窓口へ伝えておくと話が早いです。

改葬許可で確認しておきたい書類

改葬許可申請では、複数の書類をそろえる必要があります。順番を知らずに動くと、二度手間になりやすいところなんですよね。

STEP
今の墓地から承諾書をもらう

現在の墓地や霊園の管理者から、改葬に必要な承諾書を発行してもらいます[web:7]。

STEP
移動先の受入証明書を用意する

新しい納骨先と契約し、受入証明書を発行してもらいます[web:7]。

STEP
窓口へ改葬許可申請を出す

そろった書類を持って、墓所所在地の窓口へ改葬許可申請を行います[web:15]。

この三つの順番を先に知っておくだけで、当日に慌てずに済みます。書類の名称は施設によって微妙に呼び方が違うこともあるので、窓口で一度読み合わせてもらうと確実です。

寺院墓地と民間霊園で違う点

寺院墓地の場合、行政手続きとは別に、離檀に関するやり取りが発生することがあります。ここは宗教的な事情も絡むため、行政の手続きとは切り分けて考える部分です。

民間霊園の場合は、管理規約に沿った撤去や返還の手順が定められていることが多いです。契約書が手元にあれば、まずそこに目を通しておくと流れがつかみやすいと思います。

親族間で行き違いになりやすい点

正直に言うと、墓じまいの話は制度よりも家族間の温度差でつまずくことのほうが多い気がしています。

制度と気持ちは別の話として進めるのがいいですよ

誰がいつ動くか、費用を誰がどこまで負担するかは、手続きの前に一度言葉にしておいたほうが後で楽になります。ここは書き手として、判断を誘導するつもりはありません。ただ、話し合いのきっかけとして「制度の話」と「気持ちの話」を分けて始めると、進みやすいと感じています。

費用の内訳で見落としやすいもの

意外と知られていないのですが、墓石の撤去費用以外にも、閉眼供養やお布施といった項目が別立てで発生することがあります。

  • 行政手数料(証明書発行分)
  • 墓石の解体・撤去工事費
  • 閉眼供養やお布施
  • 新しい納骨先の費用

この四つは発生元がそれぞれ違うため、見積もりを取るときは項目ごとに分けて聞いておくと分かりやすいです。まとめて「墓じまい一式」と言われると、後から内訳が見えにくくなることもあります。

起こりやすい勘違いと失敗

よくある勘違いが、「補助金がないなら市に相談しても意味がない」と思ってしまうことです。補助金がなくても、手続きの相談自体は窓口で受け付けています。

もう一つの失敗として、申請前に墓所と申請者の住所が違うことを伝え忘れ、必要書類が足りずに窓口を再訪することになる場合もあります。事前に一度電話で確認しておくと、こうした手戻りを避けやすいです。

注意点と急がなくていい場面

親族の中でまだ意見がまとまっていない段階で、業者へ見積もりだけ先に進めてしまうと、話し合いがこじれることもあります。

そういうときは、制度の確認だけを先に済ませておき、工事や契約の話は家族の気持ちが整ってから動く形でも遅くはないと思います。焦って進める必要はありません。

今日わたしが最初に確認すること

今日か明日、時間が取れるタイミングで、まずお墓が市営霊園か寺院墓地か民間霊園かをメモに書き出してみるといいと思います。それだけで次に電話する窓口がはっきりします。

わたし自身も、こうした手続きは一つずつ確認していくほうが性に合っていると感じています。週末に少し時間を作って、家族と墓所の場所を確認するだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。

この記事が、今抱えている不安を少しでも整えるきっかけになったらうれしいです。無理のないペースで進めてみてくださいね。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「幌ログ」シンノスケ

札幌市東区・北区在住のシンノスケです。地域情報メディア『幌ログ(ぽろろぐ)』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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