マイナンバーカードを返したい事情ができたけれど、返すとマイナンバーそのものがなくなるのか、健康保険証の利用にも影響が出るのか、よく分からないまま止まっていませんか。
地域情報メディア「幌ログ」でエリア担当をしているシンノスケです。札幌市東区に住んでいて、区役所や窓口の話は自分でも確認してから書くようにしています。
この記事では、返納になる主なケースから、札幌市での手続き先、返納前に確認しておきたい電子証明書や保険証利用への影響まで、順番に整理していきます。
返納が必要になる主なケース
マイナンバーカードを返す場面は、思っているより種類があります。単に使わなくなったからという理由だけではありません。
国外への転出、本人が亡くなった場合の遺族による届出、カードの利用をやめたいという本人の意思など、状況によって扱いが変わります。制度上は「返納」という届出行為として位置づけられています。
見落としやすいのが、紛失や汚損の場合はこの返納とは別の手続きになる点です。まず自分の状況がどのケースに近いかを確かめることが、最初の一歩になります。
返納とカード廃止は別の話
返納という言葉を聞くと、マイナンバーそのものが消えると考える方が少なくありません。ここは正直なところ、わたし自身も最初は混同していました。
マイナンバーは一人ひとりに割り振られた12桁の番号で、生涯変わらないものとされています。返納するのはカードという物理的なもので、番号自体をなくす手続きではありません。
返納すると、そのカードに搭載されていた電子証明書などの機能は使えなくなります。番号の失効とカードの廃止は、別の話として分けて考えておくと後で混乱しにくいです。
札幌市で手続きする場所
札幌市の場合、返納の手続きは住民票がある区の区役所戸籍住民課で行うことになっています。東区であれば東区役所の戸籍住民課が窓口です。
マイナンバーカードセンターでも同様の手続きを受け付けています。区役所と場所が違うので、行く前にどちらへ向かうか決めておくと動きやすいですよ。
- 区役所戸籍住民課
-
住民票のある区の窓口で返納手続きができます。
- マイナンバーカードセンター
-
区役所以外にこちらでも受け付けています。
受付時間や休止日は窓口によって違うため、出かける前に電話で確認しておくと無駄足になりません。最新の受付時間は必ず窓口へ確認してから向かうことをおすすめします。
返納時に持参するもの
返納の持ち物自体はシンプルです。返納するマイナンバーカード本体を持っていくのが基本になります。
手続きをするのが本人か代理人かによって、追加で必要な本人確認書類が変わってきます。ここは事前に確認しておくと、当日に焦らなくて済みます。
- 返納するマイナンバーカード本体
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 代理人の場合は委任状や資格確認書類
公金受取口座の登録がある方は、返納後に解除ができなくなる点にも注意が必要です。希望する場合はマイナポータルで事前に削除しておく必要があります。
電子証明書はどうなるのか
マイナンバーカードには利用者証明用と署名用、二種類の電子証明書が入っています。e-Taxやマイナポータルへのログインなどで使う仕組みです。
返納すると、この電子証明書はカードごと使えなくなります。ネットで確定申告をしている方や、コンビニ交付を使っている方は、返納前に一度使い道を思い出しておくと安心です。
わたしも一度、電子証明書を使ったサービスをいくつも登録したまま更新を後回しにして、後から思い出す手間が増えたことがありました。返納前に紙で使っているサービスを書き出しておくのも一つの手だと思います。
健康保険証利用との関係を整理
マイナンバーカードを保険証として使っている方も多いはずです。ここは返納前に必ず気になる部分だと思います。
返納すると、マイナ保険証としての利用登録は自動的に解除されます。ただ、代わりとなる資格確認書の交付には一定の時間がかかる仕組みです。
すぐに病院にかかる予定がある場合は、返納前に加入している保険者へ資格確認書の交付を相談しておくと、受診のタイミングで困りにくくなります。返納前に保険者へ相談しておくと安心です。
紛失している場合は別の対応
手元にカードがない状態は、返納とは別の対応になります。まず落ち着いて、カードの機能を一時的に止めることが優先です。
マイナンバー総合フリーダイヤルか個人番号カードコールセンターに連絡すれば、24時間365日、一時停止の受付ができます。悪用の不安を先に減らしておく動きだと考えるとわかりやすいです。
その後に必要になるのは、返納ではなく再交付の申請です。紛失や盗難の場合は警察への届出日と受理番号が必要になるので、届出をした時点でメモに残しておくと後の手続きがスムーズです。
代理人が手続きする場合の注意
本人が窓口に行けない事情がある場合、代理人による手続きも可能です。ただし、本人だけで行くより必要な書類が増える点は覚えておきたいところです。
本人確認書類に加え、代理権を証明する戸籍謄本などが必要になります。
委任状や本人が来庁できない理由を示す書類が求められます。
札幌市に本籍があるか、本人と同一世帯で住民登録している場合は、戸籍謄本を省略できることもあります。この条件に当てはまるかどうかは窓口で確認するのが確実です。
よくある失敗と勘違いしやすい点
迷いやすいのが、暗証番号を忘れているから返納するしかないと考えてしまうケースです。実際は暗証番号の再設定という別の手続きで解決できます。
もう一つ多いのが、住所変更や氏名変更のためだけに返納してしまう勘違いです。変更手続きだけで済む場合が多く、返納までは必要ないことがほとんどです。

返す前に一度、本当に返納が必要な状況か確かめてみて
返納だけでは終わらないケース
返納すれば全部終わりというわけではない場面もあります。特にマイナ保険証を使っていた方は、資格確認書の申請が別途必要になることがあります。
公金受取口座の登録を解除したい方も、返納後には対応できません。返納前にマイナポータルで済ませておく作業として覚えておくといいと思います。
後日また新しいカードが必要になった場合は、再交付の手数料もかかります。この先カードを使う場面があるかどうかで判断すると、後で迷いにくいと感じています。
公式情報をどこで確認するか
制度の細かい条件は変わることがあるので、最終的な確認は公式の窓口で行うのが一番確実です。札幌市の公式サイトには返納の項目がまとめられています。
電話で確認したい場合は、札幌市マイナンバーカードコールセンターが窓口になります。011-600-2323、平日は9時から20時、土曜と日曜は9時から18時まで対応しています。
| 確認先 | 役割 |
|---|---|
| 区役所戸籍住民課 | 返納の受付、住所変更などの窓口 |
| マイナンバーカードコールセンター | 制度全般の問い合わせ先 |
今日の一歩の決め方
ここまで読んで、自分のケースがどこに近いか、少し見えてきたのではないでしょうか。今日か明日にできる一歩は、まず持ち物リストと保険証の利用状況を紙にメモしておくことです。
わたし自身、こういう手続きは後回しにするとどんどん気になってしまう性格なので、先に確認しておくほうが気持ちが軽くなると感じています。週末に区役所へ電話を一本かけておくだけでも、平日の帰り道に迷わず寄れるようになります。
今週末のうちに、必要な書類だけでも一度確かめてみてくださいね。それだけで、次に窓口へ向かう日がずいぶん気楽な時間になったらうれしいです。













