【札幌市】パートの住民税はいくらから?非課税の条件と前年収入の関係

パートの勤務時間を増やしたら、住民税はいつからかかるのか。札幌市で働き方を見直すとき、気になるところですよね。今は扶養内で働いていても、収入が増えた翌年にどのくらい税金がかかるのか、すぐには分からないものです。

地域情報メディア『幌ログ』で東区・北区を担当しているシンノスケです。わたしは金額だけで決める前に、まず何年の収入が関係するのかを確かめたいほうです。

今回は、パート収入と住民税の関係から、所得税や扶養との違い、前年所得が翌年に影響する仕組みまで取り上げます。札幌市の公式情報で確認したい項目も押さえておきます。

目次

札幌市のパート収入にも住民税はかかる

札幌市でパート勤務をしている場合も、収入や所得の状況によって住民税がかかります。住民税は、札幌市に納める市民税と北海道に納める道民税を合わせたもの。給与から引かれる場合も、自分で納める場合もあります。

ただし、パートで働いている人全員に住民税がかかるわけではありません。前年の所得が一定の条件に当てはまれば、非課税になる場合もあります。パートという働き方ではなく、前年の所得や控除などで決まるのが基本です。

住民税には、所得に応じて計算する所得割と、一定の条件で定額を負担する均等割があります。また、住民税と併せて徴収される森林環境税もあるため、通知書では税額の内訳を見ておくと安心です。

パートの年収と給与所得は同じ金額ではない

住民税を調べるとき、わたしが最初に気になったのは、年収と所得の違いでした。給与明細に書かれた支給額をそのまま住民税の計算に使うのかと思い、ここで一度立ち止まったんです。

パートの年収は、基本的に一年間に受け取った給与の収入額です。一方、給与所得は、その給与収入から給与所得控除を差し引いて求めます。この控除額は年度や収入額によって異なるため、年収と所得を同じ金額として扱うと計算が合わなくなります。

給与収入

勤務先から支払われた給与や賞与などの収入額です。

給与所得

給与収入から、所定の給与所得控除を差し引いた金額です。

例えば、令和8年度の札幌市の住民税では、給与所得控除の最低保障額が65万円に引き上げられています。以前の年度と同じ計算にならない場合があるので、調べるときは対象年度も見ておきたいところです。

前年のパート収入が翌年の住民税に関係する

住民税で覚えておきたいのが、今年の収入が基本的に翌年度の税額へ反映されることです。例えば、令和7年1月から12月までの所得は、令和8年度の住民税の計算に使われます。今月の給与だけで、その月の住民税が決まる仕組みではありません。

勤務時間を増やしたのに、給与明細の住民税がすぐには増えていない。そんなときも、税金がかからないと決まったわけではありません。翌年度の税額に反映される可能性があるため、収入が増えた年と納める年を分けて見る必要があります。

STEP
一年間の所得が決まる

1月から12月までの給与収入などをもとに、その年の所得を計算します。

STEP
翌年度の住民税が決まる

前年所得や所得控除などをもとに、市町村が住民税を計算します。

STEP
通知に応じて納める

給与天引きの場合は原則として6月から翌年5月まで、通知された税額を納めます。

なお、住民税は原則として、その年の1月1日に住所がある市町村で課税されます。札幌市内で働いていても、1月1日の住所が市外なら、別の自治体で課税される場合がある点にも注意が必要です。

所得税がゼロでも住民税がかかる場合がある

所得税が引かれていないから、住民税もかからない。そう思ってしまうのは無理もありません。ただ、所得税と住民税では、税額を計算する際の控除や非課税になる条件が異なります。

所得税は、その年の所得に対して計算する国の税金です。一方、住民税は前年の所得をもとに、翌年度に市町村が計算する地方税。基礎控除などの金額にも違いがあるため、所得税がゼロでも住民税が発生する場合があります。

所得税が引かれていなくても、住民税は別に見ておきたいですね

税制改正によって、給与所得控除や扶養に関する所得要件も見直されています。以前聞いた年収の目安を、そのまま現在の制度に当てはめるのは難しいところ。何年度の住民税なのかを先に確かめるほうが、わたしには分かりやすく感じます。

扶養内のパートでも住民税は別に確認したい

扶養内で働いている方は、収入を増やすと扶養から外れるのかも気になると思います。家族の家計に関わる話ですから、住民税だけを見て決めるのは難しいですよね。

まず、扶養には税金に関するものと、健康保険などの社会保険に関するものがあります。さらに、自分自身に住民税がかかるかどうかは別の話です。扶養に入っているという理由だけで、本人の住民税が必ず非課税になるわけではありません。

配偶者控除や配偶者特別控除の対象になるかどうかも、収入や所得によって扱いが異なります。住民税の非課税と扶養の条件は同じではないので、勤務時間を増やす前には、それぞれを別に確認する必要があります。

住民税は給与から引かれる場合と自分で納める場合がある

パートの住民税は、勤務先の給与から差し引かれる場合があります。これは特別徴収と呼ばれる納め方です。札幌市が計算した税額を、勤務先が毎月の給与から差し引いて納付します。

一方、自宅に届く納税通知書などを使って、自分で納める普通徴収という方法もあります。こちらは原則として年4回の納期です。退職した場合などには、途中から納め方が変わることもあります。

納め方主な仕組み
特別徴収勤務先が給与から住民税を差し引いて納める
普通徴収自宅などに届く納税通知書に従って自分で納める

給与明細に住民税の欄がないときも、それだけで非課税とは判断できません。勤務先での徴収状況や、市からの通知を確認する必要があります。わたしなら、まず給与明細と手元の通知書を見比べます。

住民税が非課税になる条件は年収だけで決まらない

パートの住民税はいくらからかかるのか、年収の数字で知りたくなるものです。ただし、札幌市の非課税条件は、単純に給与年収だけを見れば済むものではありません。前年の合計所得金額や扶養親族の人数などが関係します。

例えば、扶養している家族がいる場合といない場合では、非課税になる所得の条件が異なることがあります。また、障害者、未成年者、寡婦、ひとり親などについては、別の非課税条件が設けられています。

  • 住民税を確認したい年度
  • 前年の給与収入と給与所得
  • 給与以外の所得の有無
  • 扶養親族の人数や本人の状況
  • 適用される所得控除の内容

住民税には、均等割と所得割で非課税の条件が異なる部分もあります。また、控除は主に課税される所得や税額の計算に関わるものです。年収だけで一律にゼロと判断せず、対象年度の札幌市公式情報を確認したいところです。

年収だけで住民税を計算すると間違えやすい

住民税の計算でよくあるのが、毎月の手取り額を12倍して年収と考えてしまうことです。手取りには所得税や社会保険料などが差し引かれている場合があります。住民税の計算に使う給与収入とは、必ずしも同じではありません。

また、給与収入から給与所得控除を差し引いた後、所得控除なども考慮して税額が計算されます。社会保険料控除や生命保険料控除など、適用される控除は人によって異なるもの。年収が近い人でも住民税が同額とは限りません。

わたしも家で税金の話をするときは、月々の手取り額だけで結論を出さないようにしています。年末の源泉徴収票があれば、支払金額と給与所得控除後の金額を見比べられます。細かな計算に入る前に、元になる数字を確かめたいですね。

複数の勤務先や副業収入があるときは注意が必要

パートを掛け持ちしている場合、住民税は一つの勤務先の給与だけで判断できません。複数の勤務先から給与を受け取っているなら、原則として給与収入を合計して考えます。

給与以外に副業の収入がある場合も注意が必要です。副業が給与なのか、事業所得や雑所得に当たるのかによって計算方法が異なります。経費を差し引ける場合もありますが、収入をそのまま所得と考えるわけではありません。

所得税の確定申告が不要になる場合でも、住民税の申告が必要になることがあります。札幌市には住民税の申告案内があるので、複数の収入がある方はそちらも確認できます。迷ったときは、市税事務所へ事情を伝えるほうが無理がありません。

札幌市の住民税は公式案内と市税事務所で確認できる

札幌市の住民税について調べるなら、札幌市公式ホームページの「個人市民税」や「税額の算出方法」が参考になります。非課税の条件や給与所得の計算方法が案内されており、年度ごとの税制改正も確認できます。

札幌市東区・北区にお住まいの方は、北部市税事務所の市民税課市民税係が相談先です。電話番号は011-207-3914。自分の所得や扶養状況に関する疑問がある場合は、対象年度を伝えて確認できます。窓口や連絡先は、利用前に市の最新案内もご確認ください。

なお、住民税は原則として1月1日の住所地で課税されるため、転居した方は相談先が異なる場合があります。どの年度の税額を知りたいかを明確にしてから問い合わせると、話を進めやすくなります。

パート収入が気になるときは今日できることから

勤務時間を増やすか迷っていると、住民税の金額が気になって、なかなか決められないこともあると思います。特に家族の予定や毎月の生活費と関わるなら、急いで答えを出すのは難しいものです。

わたしは、何かを決める前に、手元で分かることから確かめるほうが落ち着きます。税金も同じで、ネットで見つけた年収の数字をそのまま信じるより、自分の収入と対象年度を確かめることが先だと感じています。

今日、少し時間が取れたら、前年の源泉徴収票を一枚出して、支払金額を紙にメモしてみてください。今すぐ住民税を計算できなくても、自分の数字が分かると、札幌市の案内を読むときの迷いが少なくなります。働き方を考える時間が、少しでも落ち着いたものになったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「幌ログ」シンノスケ

札幌市東区・北区在住のシンノスケです。地域情報メディア『幌ログ(ぽろろぐ)』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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