退院の話が急に出てきて、療養型病院という言葉を初めて聞いた、という方は少なくありません。病院なのか施設なのか分かりにくく、まず何を確認すればいいのか迷いやすいところです。
地域情報メディア『幌ログ』のエリア担当ライター、シンノスケです。わたしも仕事で病院への出入りが多く、家族の入院先を考える場面に立ち会ったことがあります。
この記事では、札幌市東区・北区で療養型病院を探す前に整理したい視点と、実際に候補になりやすい医療機関を合わせて見ていきます。
療養型病院を調べる場面とは
療養型病院という言葉は、急性期の治療が一通り終わったあとの行き先を考えるときによく出てきます。医療的なケアがまだ必要だけれど、集中治療のような場面は過ぎている、という段階です。
よく迷うのが、退院の連絡がきたタイミングです。急に転院先を考えることになり、言葉の意味を調べる時間もあまりない、という声をよく聞きます。
急性期病院や介護施設との違い
療養型病院は、あくまで医療機関です。医師や看護師による医療的な管理が続く点が、介護施設とは大きく違います。
一方の介護施設は、日常生活の支援が中心。医療的な処置が必要な場面が少ない方向けの選択肢になります。
- 療養型病院
-
医療的な管理が続けて必要な方が対象の医療機関です。
- 介護医療院
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医療と介護の両方を一体的に受けられる施設です。
- 介護施設
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日常生活の支援が中心で、医療行為の頻度は少なくなります。
名前が似ていても、受けられるケアの内容はかなり違います。この違いをあいまいにしたまま探し始めると、あとで話が噛み合わなくなることもあるんですよね。
東区北区で候補になる医療機関
実際に見てみると、東区・北区にはいくつか療養病床や介護医療院を持つ医療機関があります。ここでは名前が出やすい三施設を、確認の入り口として紹介します。
いずれも受入条件や空床状況は変動するため、下記の情報を目安にしつつ、電話などで最新状況を各施設に確認してください。
札幌東和病院(東区北30条東18丁目)は、内科・リハビリテーション科を持つ病院で、療養病床を有しています。診療時間は平日9時から17時、土曜9時から12時。無料駐車場17台があり、地下鉄東豊線新道東駅から徒歩約12分です。公式サイトはhttp://www.sapporo-towa-hp.sakura.ne.jpです。
札苗病院介護医療院(東区東苗穂7条)は、一般病床と医療療養型病床、介護医療院を併せ持つ地域密着型の病院です。利用料の目安は月額およそ12万円台からで、地下鉄東豊線環状通東駅からバス利用で施設前まで行けます。公式サイトはhttp://satsunae-hp.jp/です。
長生会病院 介護医療院(北区北25条西16丁目)は、入居定員46名の医療機関併設型介護医療院です。北区で候補に挙がりやすい施設で、電話011-726-4835で相談を受け付けています。公式サイトはhttps://choseikai.com/です。
東区北区で通いやすさを考える視点
東区・北区は、幹線道路沿いに医療機関が点在している一方、時間帯によって流れが大きく変わる通りもあります。平日の車移動が多いわたしとしては、この点はつい気にしてしまうところです。
面会に通う頻度が高くなりやすいテーマなので、家からの距離だけでなく、駐車場の使いやすさも見ておくと安心です。冬場の除雪状況も含めて考えたいところです。
転院相談で先に整理したいこと
先に確認しておきたいのは、いま入院している病院に地域連携の相談窓口があるかどうかです。多くの病院では、この窓口が転院先の情報をまとめて紹介してくれます。
診療情報提供書や検査データなど、必要な書類は病院ごとに異なります。窓口で早めに聞いておくと、当日に慌てなくて済みます。
受入条件で迷いやすい点
受入条件は、病状や必要な医療行為によって施設ごとに変わります。同じ「療養型病院」という言葉でも、受け入れられる範囲は一律ではありません。
見落としやすいのが、空床の有無です。希望する病院があっても、その時点で空きがなければ待機になる場合があります。
- 受け入れ可能な医療行為の範囲
- 空床状況と待機の有無
- 紹介状の有無や必要書類
これらは変動しやすい情報なので、電話などで最新の状況を直接確認する前提で動くと安心です。
医療的な支えの程度で見る視点
療養型病院を検討する段階では、どの程度の医療的な支えが続けて必要なのか、いま診てもらっている医師の見立てを確認しておきたいところです。
この見立てによって、選択肢が療養型病院になるのか、介護施設に近い選択肢になるのか、変わってくることがあります。個別の判断は医療機関に確認する前提で考えます。
面会や家族負担で確認したいこと
面会の時間帯や方法は、病院ごとにルールが違います。予約制のところもあれば、時間帯が決まっているところもあります。
正直なところ、仕事帰りに寄れるかどうかで通いやすさはかなり変わります。帰り道で寄れる場所かどうかは、家族が続けて通ううえで無理のない大事な視点だと感じています。

帰り道で寄れる場所かどうかは、地味だけど結構大事なんです
費用以外に見落としやすい点
費用の話に気持ちが向きやすいテーマですが、面会のしやすさや医療区分の見直しのタイミングなど、費用以外にも見ておきたい点があります。
特に医療区分は、状態によって見直されることがあり、それに応じて費用や選択肢が変わる可能性があります。この点も病院の窓口で確認しておくと安心です。
公式情報の確認方法を知る
札幌市では、医師会の「医療機関情報マップ」から診療科や所在地で医療機関を検索できます。所在地や条件を絞って調べる方法として使いやすいです。
希望する条件を伝えて案内してもらえる、札幌市医療安全相談窓口という窓口もあります。自分で調べきれないときの相談先として覚えておくと安心です。
いま入院している病院の相談窓口に、療養型病院への転院を考えていると伝えます。
東区・北区で通いやすい範囲を目安に、候補となる病院をいくつか挙げます。
空床状況や受入条件、面会方法を電話などで直接確認します。
よくある失敗と注意したい場面
よく迷うのが、口コミの評価だけで候補を決めてしまう場面です。口コミは現地確認の参考にはなりますが、受入条件や空床は別に確認する必要があります。
もうひとつは、通いやすさを後回しにしてしまうケースです。面会に通い続けられる場所かどうかは、早めに見ておきたい視点だと感じています。
今日からできる小さな一歩
今日か明日にできることとしては、いま入院している病院の相談窓口の連絡先をメモに残しておくことをおすすめします。それだけでも、いざというときの動きが少し楽になります。
わたしも仕事で病院を訪ねる機会が多いのですが、事前にメモを持っている家族の方は、話がスムーズに進む場面をよく見ています。準備しておいてよかった、と感じる場面なんですよね。
週末に少し時間があれば、今日ご紹介した三施設のうち一つに電話で問い合わせてみるだけでも十分です。気持ちが軽くなる時間になったらうれしいです。













