保育の申請や奨学金の手続きなど、急に「所得証明書を持ってきてください」と言われると、どこで取れるのか、何が必要なのか、急に頭が真っ白になりますよね。しかも提出先によって「課税証明書」「所得証明書」「非課税証明書」と名称が微妙に違っていて、同じものを頼んでいるのか別のものなのか、その場では判断しにくいことがあります。
地域情報メディア『幌ログ』で東区・北区エリアを担当しているシンノスケです。わたしも子どもの手続きや住宅関係の書類でこの証明書を何度か取りに行ったことがあります。区役所と市税事務所、どちらに行けばいいのかが最初はよく分からなくて、一度だけ無駄足を踏んだことがありました。
この記事では、証明書の種類の違い、東区・北区からの手続き先、窓口とコンビニの使い分け、年度の読み方、よくある取り違えの順で整理しています。
所得証明書と課税証明書は名称が違う別の書類
まず押さえておきたいのは、「所得証明書」と「課税証明書」は正式には別の書類だという点です。どちらも札幌市が発行する市税の証明書ですが、記載されている内容が異なります。
- 所得証明書
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前年(1月から12月)の所得金額が記載されます。
- 課税証明書
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指定した税目・年度の課税額が記載されます。所得金額の記載はありません。
- 非課税証明書
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課税されていない(非課税)であることを証明する書類です。
提出先から「所得証明書」と言われているのに課税証明書を取ってしまうケースは実際によくあります。提出先に書類名を一字一句確認してから窓口へ向かうことが、無駄な往復を防ぐ一番の近道です。
どんな場面で必要になりやすいか
これらの証明書が急に必要になる場面は、日常の中でいくつかあります。提出先ごとに求められる書類が異なるため、早めに確認しておくと動きやすいです。
- 保育所・認定こども園の申請
- 奨学金の申請・更新手続き
- 住宅ローン・賃貸借契約の審査
- 勤務先や取引先への提出
- 各種給付金・補助金の申請
提出期限が近い場合、コンビニで取れるのかどうかを先に確認しておくと動きやすいです。マイナンバーカードがあるかないかで、選べる手段がかなり変わります。
札幌市で証明書を取れる窓口と確認先
札幌市では、市税の証明書は各区役所と市税事務所、市役所本庁舎の税の証明窓口で取得できます。取扱時間は平日8時45分~17時15分で、土日・祝日と年末年始(12月29日から1月3日)はお休みです。
区役所でも所得証明・課税証明は取得できますが、一部の証明書(高等学校等就学支援金申請用など)は区役所では対応できず、市税事務所か市役所本庁舎の窓口での手続きが必要になります。どちらの窓口で取れるか迷ったら、事前に確認しておくと無駄足になりません。
東区・北区から動きやすい手続き先の考え方
東区・北区の市税証明の担当は、北部市税事務所(札幌市中央区北4条西5丁目 アスティ45・9階)です。電話番号は011-207-3912(自動音声案内)で、業務時間は平日8時45分~17時15分です。
アスティ45はJR札幌駅のすぐそばで、北区・東区どちらからもアクセスしやすい立地です。ただ車で行く場合、駅周辺は混みやすいので、自分なら平日の午前中か昼前の時間帯を選ぶようにしています。
区役所が近くて行きやすければ、区役所の窓口でも所得証明・課税証明は取得できます。どちらが無理なく動けるかで選んで大丈夫です。
コンビニ交付を使えるケースと使えないケース
マイナンバーカード(個人番号カード)を持っていて、利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)が分かる方は、コンビニのマルチコピー機から所得証明書・課税証明書を取得できます。手数料は1通250円で、窓口(450円)より200円安くなります。
ただし、コンビニ交付には条件があります。1月1日時点で札幌市に住民登録があり、確定申告や源泉徴収票の提出が済んでいる方が対象です。転入直後や申告が未完了の場合は利用できないことがあります。
また、高等学校等就学支援金申請用など一部の特殊な書類はコンビニ交付の対象外です。取得前に提出先から求められている書類が通常のものかどうかを確認しておくと安心です。
窓口で必要になりやすい持ち物
窓口で本人が請求する場合に必要なものは、請求書・本人確認書類・手数料の3点です。
窓口に備え付けがあります。事前に札幌市公式サイトからダウンロードして記入していくと当日がスムーズです。
顔写真付き(マイナンバーカード、運転免許証など)は1点、写真なしの場合は2点の提示が必要です。
1通あたり450円(窓口手数料)です。キャッシュレス決済にも対応しています。
手数料は令和7年9月1日から改定されており、最新情報は申請前に札幌市公式サイトで確認することをおすすめします。
本人以外が取りに行くときに見たい点
平日昼間に動けない場合、家族に頼む方も多いと思います。代理人が請求する場合は、本人確認書類・手数料に加えて委任状が必要になります。

同居の家族なら委任状なしで取れるケースもありますよ
札幌市内で本人と同居している親族が請求する場合は、委任状の提出が省略できます。ただし、同居の確認ができる書類が必要になることがあるため、事前に担当窓口へ確認しておくと安心です。委任状の様式は札幌市公式サイトからダウンロードできます。
年度の見方と記載内容のずれが起きやすい点
迷いやすいのが、「何年度の証明書を取ればいいのか」という点です。所得証明書に記載されるのは前年1月から12月の所得金額で、証明書の「年度」とは1年ずれる仕組みになっています。
たとえば令和8年度の所得証明書には、令和7年(2025年)1月から12月の所得が記載されます。提出先から「最新年度」「直近の所得」と言われても、証明書に載る所得の期間は1年前のもの。
また、新年度分の証明書は発行開始日が決まっています。令和8年度の場合、給与からの特別徴収の方は5月15日から、それ以外の方は6月11日から交付開始です。年度切り替えの時期に急ぎで必要な場合は、窓口で発行可能かどうかを先に確認するのが確実です。
公式情報の確認先と問い合わせ方法
制度や手数料は変更されることがあります。東区・北区にお住まいの方の市税証明の担当は、北部市税事務所 納税課 市税証明担当(011-207-3912、自動音声案内)です。
最新の手続き内容や証明書の発行開始日は、札幌市公式サイト「市税の証明と閲覧」のページで確認できます。申請前に一度目を通しておくと、窓口で戸惑うことが少なくなります。
よくある取り違えと失敗しやすい場面
実際に窓口で起きやすいのが、書類名の取り違えです。「所得証明書を取ってきた」つもりが、課税証明書だったというケースは珍しくありません。提出先に書類名を確認するとき、「所得証明書」「課税証明書」「非課税証明書」のどれか、できれば正式名称をメモしてから動くと確実です。
もう一つ見落としやすいのが「何年度が必要か」の確認です。保育申請などで「今年の所得が分かるもの」と言われると最新年度と思いがちですが、提出先が求める年度が前年度だったというケースもあります。年度の指定があるかどうかも、事前に確かめておく価値があります。
向かない場面と注意しておきたいこと
コンビニ交付は手軽ですが、マイナンバーカードの暗証番号が分からない場合や、カードの電子証明書が失効している場合は利用できません。久しぶりに使おうとして「暗証番号を間違えた」という話もよく聞きます。コンビニで取ろうと思っている方は、前日に暗証番号を確認しておくと安心です。
また、郵送でも市税証明を申請できます。マイナンバーカードをお持ちでない方や、窓口に行く日程が合わない方は、オンライン申請(マイナンバーカードが必要)か郵送での請求も選択肢になります。詳細は札幌市公式サイトでご確認ください。
動き出す前にひとつだけ確認しておくこと
証明書を取りに行く前に、提出先から「どの証明書が必要か」「何年度のものか」の2点だけ確認しておくと、窓口でもコンビニでも迷わずに動けます。わたしも一度、書類名をうろ覚えのまま区役所に行って、改めて出直したことがありました。あのときは帰り道にもう一往復したので、少し時間が無駄になった気がしています。
マイナンバーカードがあってコンビニで取れそうなら、今日の帰り道に寄れる場所を一か所だけ確認しておくだけでも十分です。近くにセブン-イレブンやローソンがあれば、マルチコピー機から手続きできます。平日に時間が取れないなら、週末ではなくコンビニという選択もあります。
「証明書を取りに行く」というだけで少し気が重くなることもありますが、事前に書類名と年度を確認してから動けば、ほとんどの場合は一度で済みます。この記事がそのひと手間を楽にするきっかけになったらうれしいです。確認だけでも、今日のうちにしてみてくださいね。











